結論から言うとシャンプー剤は薄毛の直接的な原因になりにくいです。
薄毛の原因には遺伝的・ホルモンの影響・加齢による変化・血流が考えられるからです。
これらの原因となりゆるものは体の外から受ける影響ではないので、シャンプー剤は薄毛の原因にはならないと言えます。
ですが、シャンプー剤ではないところに薄毛の原因がひそんでいるので、この記事ではシャンプーの薄毛予防策についてお伝えします。
記事内の薄毛の原因が当てはまっている人は要注意です!
薄毛・はげにシャンプーは関係ない?
薄毛・はげにシャンプーは直接的に関係ありません。
ですが、シャンプーが薄毛の原因になる可能性があるものはコチラになります。
- 洗いすぎによって頭皮が敏感になってしまった
- 爪を立てて洗うことで頭皮が傷ついてしまった
- シャンプーのすすぎ残しで頭皮トラブルがおきてしまった
これらの原因はシャンプー剤ではなく、使い方によるトラブルの例になります。
使い方によって頭皮トラブルを引き起こすと、薄毛の原因になってしまう事もあるので、薄毛予防のためにも注意すべき事例について解説します。
薄毛予防のシャンプー頻度
薄毛の原因は体の内部の影響によるものなので、シャンプーの頻度は毎日しても大丈夫です。
薄毛を気にしてシャンプーの頻度が少なくなると頭皮トラブルの原因になることも。
シャンプーの使い方に注意しながら毛穴汚れをしっかり取り除くことが薄毛予防になります。
薄毛予防のおすすめ習慣3選
薄毛予防におすすめの習慣を3つご紹介します。
- シャワーヘッドを変える
- 頭皮にやさしいシャンプーを使う
- ドライヤーの風を頭皮に当てない
薄毛予防に有効だと考えられるのは、刺激や負担をあたえないこと・マッサージなどで血行を良くする方法です。
ここではシャンプー剤だけでなく、注意するべきポイントを解説していきます。
シャワーヘッドを変える
「塩素除去」ができるシャワーヘッドに変えること。塩素から頭皮を守るためにとっても重要です!
塩素にはタンパク質を分解し、細胞を破壊してしまう恐れがあります。
頭皮の環境を悪化させ、常在菌が少なくなり薄毛の原因になってしまうんです。
- 常在菌
- 頭皮を守る
- 髪の毛を育てる
常在菌には頭皮にとってこのような良い効果があるので、塩素で常在菌を殺さないようにシャワーヘッドを交換するのが薄毛対策になります。
頭皮にやさしいシャンプーを使う
洗浄力が強いシャンプーを使うと、頭皮を守ってくれる常在菌や必要な皮脂まで取り除いてしまいます。
次の章でおすすめのシャンプー成分を解説していますが、洗浄力がやさしいアミノ酸やオーガニックシャンプーで頭皮の常在菌を残しましょう。
頭皮の環境を整えることで、血行も良くなり薄毛予防になります。
ドライヤーの風を頭皮に当てない
ドライヤーの風を直接頭皮に当ててしまうと頭皮が乾燥しすぎてしまい、かゆみやトラブルの原因になることがあります。
頭皮が乾燥しすぎるとかゆくなり、洗い足りないと感じてしまいます。
かゆくなると頭皮をかきむしったり、ゴシゴシ洗いすぎてしまうことで薄毛や抜け毛の原因になります。
- 髪の毛だけに風を当てるように下から上、上から下へ乾かします。
- 7割ほど乾いたら温風から冷風へ
- ※頭皮は乾ききっていなくても体温で蒸発してくれるので、雑菌の繁殖は心配しなくても大丈夫です。
この3つの習慣を改善することで頭皮の悪化をふせぎ、薄毛予防になるので見直してみてくださいね!
薄毛が気になる人におすすめのシャンプー成分
シャンプーに含まれている洗浄成分のほとんどが「界面活性剤」という汚れと吸着して落としてくれる成分です。
界面活性剤にも種類があり、洗浄力が強すぎるシャンプーや頭皮のタンパク質に近いアミノ酸でできているやさしいシャンプーもあります。
ここですべては紹介できませんが、気を付けた方がいい成分表記を解説します。
育毛に良い成分
- ○○カルボン酸
- ココイル○○
- ○○タウリン
- ○○ベタイン
※刺激が少ないアミノ酸系シャンプーによく使われている成分
育毛に良くない成分
- ラウリル硫酸○○
- ラウレス硫酸○○
- ラウリルベンゼンスルホン酸Na
※洗浄力が強く、常在菌や皮脂を流してしまう
アミノ酸シャンプーやオーガニックシャンプーはとてもやさしい成分が配合されていて、植物由来成分も多く含まれているので安心して使えます。
ラウリル硫酸Naなどは台所洗剤などに含まれているとても強い成分なので、毛根までしみ込んで薄毛の原因になることもあります。
シャンプー選びの際に注意すべき成分なので覚えておいてください。
薄毛予防!シャンプー2度洗いのやり方
髪の毛は以下の表の成長サイクルで生えてきて抜けていきます。
健康な毛を生やすためにも、この成長サイクルをさまたげないようにすることが大切です。
髪の毛の成長サイクル
- 休止期
- 成長期
- 退行期
①➡②➡③➡①の成長サイクル
抜け毛を心配してしっかり洗わないと、次に生えてくる髪の毛が成長しにくくなってしまいます。
しっかり髪の毛を成長させるためにシャンプーをしてヘアサイクルを乱さないためにも、しっかり洗うことが大切です。
ただし、シャンプーをする際に正しくケアをするのが薄毛予防にとても重要になりますので解説していきます。
しっかり予洗いする
シャンプーする前の予洗いはとても大切なので、ポイントをまとめました。
汚れを落とす目的もありますが、頭皮を温めて血行を良くすることでシャンプーによる毛根の負担を軽減する効果もあります。
- 頭皮全体と髪の毛をしっかりお湯で流す
- お湯の温度は37℃~39℃
- 頭皮を温めて血行を良くする効果
- ホコリや汚れをおとします
- シャンプーの泡立ちを良くする
1度目のシャンプー
- 泡を頭皮や髪に押し付けていきます
- 余分な皮脂や汚れを落とします
1度目のシャンプーでは余分な皮脂や汚れを落とすのが目的です。
ゴシゴシこすらずに、シャンプーの泡を押し付けて汚れを落としていきます。
あまりシャンプーが泡立たない場合は汚れやスタイリング剤が多くついているかもしれません。
泡立たなくてもこすらずに、シャンプーを押し付けて揉みこむように汚れを落としましょう。
2度目のシャンプー
- シャンプーを頭皮になじませ、1分~5分ほどマッサージ
- 界面活性剤が汚れを吸着して落としてくれます。
1度目のシャンプーで汚れは落としていますが、2度目のシャンプーでは頭皮をマッサージしながら血流をよくして余分な皮脂汚れを落としていきます。
2度目でも頭皮はこすらず、揉みこむようにマッサージをします。
薄毛予防のシャンプーのやり方は、頭皮を傷つけずに血行を良くしてあげることがとても大切です。
1度のシャンプーで十分だと感じる人は、2度目のシャンプーはしなくても大丈夫です。
毎日のシャンプーで頭皮を傷つけてしまっているなと感じる人は、このやり方を参考にしてください。
シャンプーは1度洗いか2度洗いのどちらが良いの?
シャンプーのやり方で解説しましたが、おすすめは2度洗いになります。
髪や頭皮の汚れは落とせても、毛根に詰まった汚れまでは簡単に落とすことができません。
シャンプーをしながらマッサージをする事で毛根に詰まったがんこな皮脂汚れをかきだします。
シャンプーは洗うといったイメージが強いと思いますが、血行を良くすることも意識してみてくださいね。
シャンプーで薄毛ならない予防対策まとめ
- 薄毛予防の習慣に気を付ける
- シャンプーの成分に注意する
- 薄毛予防の2度洗いをする
髪の毛は抜けないようにすることと、生えてくる環境づくりがとても大切です。
シャンプーのやり方次第で薄毛予防にもなれば、薄毛になってしまう原因になりかねません。
頭皮を傷つけずに常在菌を残してあげて、血行を良くすることで抜け毛を減らし薄毛予防しましょう。