数あるシャンプーの中でも肌との相性によってトラブルが起きず使用できる場合がほとんど。
ですが、いざトラブルが起きてからでは遅いので何日も悩まされることになります。
自分だけでなく、同じシャンプーを使っている家族や子供にトラブルが起きないように注意が必要です。
そこで、使ってはいけないシャンプーを知ることでトラブルを回避し安全に使用することができるようになりましょう。
シャンプー選びに失敗しないためにも、使ってはいけないシャンプーと安全なシャンプーの選び方について解説していきます。
使ってはいけないシャンプーとは?
使ってはいけないシャンプーとは、配合されている成分によって頭皮トラブルを引き起こす可能性があるシャンプーです。
肌に合わないシャンプーを使うことで、炎症やかゆみ・あかみなどの頭皮トラブルを起こす可能性があります。
避けるべき成分
- 石油系界面活性剤(ラウレス硫酸ナトリウムなど)
- 着色料
シャンプーは使っていないとわからないことが多いのも事実ですが、「成分だけで決めつけるのはどうなの?」と思われるかもしれません。
ですが、買ってから後悔するよりも失敗を避ける方法として成分に注目し、少なからず頭皮トラブルを避けられるようにすることが重要です。
使う本人だけでなく、家族や子供にも安全に使えるシャンプーを選べるようになりましょう。
使ってはいけない噂の市販シャンプー7選を解析!
市販のシャンプーはとても種類が多いので、特に人気のシャンプーを解析しました。
人気のシャンプーの中には、1度は使ったことがあるシャンプーもあるかもしれません。
人気のシャンプーは広告を打っているためよく知られていますが、成分にコストがかかっていないので注意した方がいいシャンプーもあります。
- この市販のシャンプーたちは本当に使ってはいけないシャンプーなのか?
- 粗悪な成分が配合されているのか?
安全なシャンプーを選ぶ基準となる成分を解析していきます!
メリット シャンプー
メリットシャンプーに配合されている成分一覧です。
ラウレス硫酸Naや硫酸アンモニウムは高級アルコール系の高洗浄界面活性剤が使用されていて刺激・脱脂力が強いシャンプーです。
着色料も入っていることから、肌荒れなどのトラブルを避けたい人は避けた方が良いシャンプーかもしれません。
ジメチコンというシリコンも配合されていて、特に敏感肌の人には要注意シャンプーの1つと言えそうです。
ラックス LUX スーパーリッチ シャインシャンプー
ラックスシャンプーに配合されている成分一覧です。
ラウレス硫酸Na・ジステリアン酸グリコール・コカミドプロピルベタインという界面活性剤が配合されていて洗浄力は強め。
ヒアルロン酸・スクワラン・シリコーン類(ジメチコンなど)でコンディショニング効果を高めてはいますが、刺激性がある成分たちなので注意が必要です。
TEA・水酸化Naは肌に良くないとされる成分なので、成分に不安を感じる人は避けた方がいいシャンプーです。
エッセンシャルザビューティー
エッセンシャルザビューティー に配合されている成分一覧です。
ラウレス硫酸アンモニウムがメインの界面活性剤になるので、洗浄力はとても強く乾燥は避けられません。
ジメチコン・コポリマーなどのシリコンで髪をコーティングするので使い続けていると髪が良くなったように感じるかもしれません。
シリコンのコーティング効果は期待できても、保湿成分などが少ないので髪にとって補修効果は少ないですね。
髪や頭皮が洗われすぎて乾燥していくと敏感になり、シャンプーの成分による影響ができてきます。
エッセンシャルザビューティー は乾燥肌・敏感肌の人は特に避けた方がいいかもしれません。
パンテーン ミラクルズ シャンプー カラーシャイン
パンテーンシャンプーに配合されている成分一覧です。
界面活性剤はラウラミドプロピルベタインをベースに配合されていて、これまでの市販のシャンプーに比べると洗浄力はマイルドに配合されています。
ですが、ラウロイルサルコシンNaとココイルイセチオン酸Naは脱脂力があるので、マイルドなシャンプーのようですが脱脂力は強いです。
カラーシャインという名前のようなカラーの退色を防止する効果は期待できなそうです。
成分の配合量は少なめで頭皮が乾燥しやすく、髪はシリコンでコーティングするようなシャンプーです。
よくある市販のシャンプーと言えるでしょう。
TSUBAKI プレミアムモイストシャンプー
TSUBAKIシャンプーに配合されている成分一覧です。
(プロピルトリモニウムクロリドアクリルアミド/ジメチルアクリルアミド)コポリマー・ジラウロイルグルタミン酸リシンNaはどちらも髪のダメージ吸着してツヤ感や指どおりを改善する効果が期待できる成分です。
ジラウロイルグルタミン酸リシンNaは刺激を緩和し、髪のコーティング作用があります。
この成分から見ると髪の補修効果が実感できて指どおりが良くなり、洗い上がりがとても良く感じられます。
ですが、ラウレス硫酸Naとラウリル硫酸Naという界面活性剤が配合されているので洗浄力はとても高いことが分かります。
髪と頭皮が乾燥してしまいやすいが、洗い上がりがいいので気になりづらいというデメリットがあります。
メリットとデメリットを差し引きしても、デメリットが強く使い続けるのはあまりおすすめできないシャンプーと言えそうです。
h&s シャンプー モイスチャー
h&s シャンプー モイスチャー に配合されている成分一覧です。
特にメリットと言える部分がないシャンプーです。。。
洗浄力も脱脂力もとても強く、かと言って保護や補修することもできないので髪や頭皮に負担を与えてしまいます。
フケがなくなる理屈としては、フケごと根こそぎ洗い落としてしまうところにありそうです。
必要な皮脂さえも落としかねないので、使用する際は薄めるなどして洗いすぎないように注意が必要です。
ダイアン パーフェクトビューティ エクストラダメージリペア シャンプー
ダイアン パーフェクトビューティ エクストラダメージリペア シャンプー に配合されている成分一覧です。
なんと67種類も配合されています!ほとんどの成分が毛髪補修や保湿成分でできていて、髪の効果が期待できそうな成分の種類です。
ですが、種類が多すぎると1つ1つの配合量が薄くなりほとんど効果が無いと言ってもいいほどしか含まれません。
界面活性剤はアミノ酸でマイルドになっていて、洗浄力はやさしく配合成分が多いシャンプーになります。
配合成分が多すぎることで成分の重なり合い(ビルドアップ)が起こり、シャンプーをするたびに髪がべっとり重くなることがあります。
しかし、髪が広がりやすく重さが欲しい人は使ってみてもいいかもしれませんね。
ドラックストアのシャンプーでおすすめを美容師が解析
ここまでは市販・ドラッグストアで販売されているシャンプーで注意しないといけない商品を解説してきました。
とはいえ、ドラッグストアに並んでいるシャンプーの中にはけっして悪くないシャンプーもあります。
髪や頭皮にやさしく、ツヤ感や保湿・コンディショニング効果も期待できるシャンプーを紹介します。
いち髪 ナチュラルケアセレクト スムースシャンプー
いち髪 ナチュラルケアセレクト スムースシャンプーに配合されている成分一覧です。
界面活性剤はアミノ酸でとてもやさしくマイルドな洗浄力。泡立ちも良く、ダメージしていてもきしまずに洗えます。
コンディショニング効果や保湿効果も期待できる成分配合なので、洗い上がりも良いシャンプーです。
市販のシャンプーのなかでは洗浄力が弱く感じるかもしれません。油性のスタイリング剤などは2度洗いするなどしてしっかり落とすことがいいでしょう。
市販のシャンプーの中ではおすすめできるシャンプーと言えますね!
ディアボーテ HIMAWARI OIL IN シャンプー
ディアボーテ HIMAWARI OIL IN シャンプー に配合されている成分一覧です。
界面活性剤はタウリン・ベタイン・アミノ酸などのやさしくマイルドな洗浄力。肌を保護しながらやさしく洗えます。
ヒマワリ種子油などのヒマワリ成分が髪を保護し、ツヤ感・保湿・洗い上がりの良さにつながっています。
やさしく洗い上げ刺激も少なく、髪や頭皮を守りながら洗い上げてくれるシャンプーなので市販シャンプーのなかでも良いシャンプーと言えます。
成分の質は高級品には劣りますがバランスの取れた市販シャンプーと言えるので、1度使ってみても良いシャンプーだと思います!
市販のシャンプーを選ぶポイント
- 界面活性剤の種類
- 保湿や補修成分はあるか
- 刺激性や脱脂力が強すぎるものは避ける
市販のシャンプーを選ぶ際にこのポイントを注意することが重要です。
かゆみやフケ・頭皮トラブルの多くは成分によって引き起こされるので、しっかり成分を見て選ぶことをしましょう。
市販のシャンプーの中には成分配合も良くコスパの良いシャンプーもありますが、ほんの1部しかないと知ったうえでしっかり選びましょう!
ラウレス(ラウリル)硫酸ナトリウムが入ってないシャンプー
ここまで「使ってはいけないシャンプーとは」どのようなシャンプーなのかを解説してきました。
ラウレス硫酸ナトリウムが配合されているシャンプーに良いシャンプーがなかったことに気づいていただけたかと思います。
ラウリル硫酸ナトリウムという成分がどのような効果や特徴があるのかを知ると、今後のシャンプー選びに役立ちます。
そこで、ラウレス硫酸ナトリウムが入っていないシャンプーを選んだ方が良い理由を解説していきます。
ラウレス硫酸ナトリウムとは
ラウレス硫酸ナトリウムとはシャンプーに含まれる界面活性剤の1つです。
界面活性剤は「水」と「油」を乳化作用という働きで混ぜ合わせることができる成分のことで、「起泡」という泡立ちを良くさせる作用も含まれています。
市販のシャンプーに多く含まれている「高級アルコール系界面活性剤」の種類でもあります。
洗浄力が強く必要な皮脂までおとしてしまうので、髪や頭皮が乾燥しやすくなり頭皮環境が崩れやすくなる可能性がある成分です。
ラウリル硫酸ナトリウムとは
ラウリル硫酸ナトリウムとは「ラウレス」と名前が似ていますが「アニオン界面活性剤」という種類です。
名前は似ていますが成分の違いは、ラウリル硫酸ナトリウムの分子量が小さいのが特徴で頭皮に残りやすく毛穴に入り込みやすいという違いがあります。
頭皮に対しての炎症が考えられる成分なので、現在ではあまりシャンプーに配合されなくなってきています。
効果
ラウレス硫酸ナトリウムの効果は、高い洗浄力と脱脂力によって汚れを落としきることにつきます。
頭皮や髪が脂っぽい脂性肌で、どうしても油や汚れをしっかり落としたい場合以外はあまり効果を期待できません。
ラウリル硫酸ナトリウムにいたっては人体の影響として「皮膚や眼などに炎症を起こす可能性がある」とされているので、避けた方がいいでしょう。
清掃用洗剤や歯磨き粉にも配合されているような成分なので、肌に直接つけて使うには適していないと思います。
抜け毛
頭皮環境を改善することが抜け毛を減らしていくことに繋がります。
ですが、頭皮を乾燥させ環境を悪化させてしまう可能性があるラウレス硫酸ナトリウムが配合されているシャンプーは避けた方がいいでしょう。
頭皮を守る皮脂さえも取り除いてしまうのは抜け毛を増やすかもしれないので、抜け毛には効果はないと言えます。
フケ
フケは頭皮の古い角質層が剥がれ落ちにくくなり、塊となってできるものです。
ラウレス硫酸ナトリウムが配合されているシャンプーで洗っているとフケが少なくなることがあります。
ただし、フケが改善したのではなく角質層もゴッソリおとしてしまうので使い始めは少なくなったように感じます。
角質層がおとされてしまった肌は無防備になり、刺激に対して敏感になることで頭皮トラブルにつながります。
頭皮の状態が悪化することでより深刻なフケがで続ける状態になる可能性があるので、フケには効果は期待できません。
本当に悪いのか?
ラウレス硫酸ナトリウムを解析した結果として本当に悪いのか?というと、合う人合わない人がいます。
汚れをしっかり落としたい人には合いますが、ほとんどの人に合わない成分かと思います。
合わない人
- 頭皮が敏感
- かゆみがある
- 抜け毛を減らしたい
- フケをおさえたい
- 頭皮に炎症がでやすい
ラウレス硫酸ナトリウムはこのような人には合わないので、シャンプーを選ぶ際は成分に注意して選ぶようにしましょう。
シャンプーは毎日しない方がいい?髪を洗う頻度などのまとめ記事はコチラ👇
シャンプー難民におすすめのシャンプー
市販で多数あるシャンプーから選ぶのが難しく、なかなか自分に合うシャンプーが見つからない人を「シャンプー難民」といいます。
たくさんあるシャンプーの中から選ぶのは本当に難しいので、この記事ではシャンプーを選ぶ基準として使ってはいけないシャンプーについて解説してきました。
成分としてラウレス硫酸ナトリウムが配合されていると髪や頭皮が敏感な人には合わない可能性があるので、シャンプー難民で頭皮が敏感な人は参考になるかと思います。
市販のシャンプーをなかなかシャンプーを選べない!という人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
ラウレス硫酸ナトリウムを配合していないシャンプーをまとめています。